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余ったギガが売れる「メルカリモバイル」のデメリットと注意

格安スマホ

メルカリが提供する格安SIMサービス「メルカリモバイル」。
「フリマアプリのメルカリをよく使うし、スマホ代も節約できるなら試してみようかな」と思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、契約する前に知っておくべきデメリットや注意点もあります。
この記事では、メルカリモバイルの概要や料金、メリット・デメリットを分かりやすく解説します。

メルカリモバイルとは?

メルカリモバイルは、フリマアプリ「メルカリ」が提供する格安SIMサービスです。ドコモ回線を利用し、音声通話・SMS・データ通信が可能なMVNO(仮想移動体通信事業者)として2025年3月にスタートしました。

最大の特徴は、余ったデータ通信量(ギガ)を他のユーザーに売買できる点です。

メルカリモバイルの概要
  • 料金プラン
    • 2GB:月額990円(税込)
    • 20GB:月額2,390円(税込)
  • 初期費用
    • 登録手数料:3,300円(税込)
  • 通話料
    • 国内通話:22円/30秒(通話定額オプションは今後提供予定)
  • SIMタイプ
    • eSIMのみ(物理SIMカードは今後対応予定)
  • 支払い手段
    メルカード/メルペイスマート払い

メルカリモバイルの余ったギガの売買について

メルカリモバイルでは、日本初の「ギガの個人間売買」機能を提供しています。この機能を利用すると、月々のデータ通信量(ギガ)が余った場合に、それを他のユーザーに販売して現金相当額を得ることができます。一方で、ギガが不足した場合には、他のユーザーから購入することも可能です。

ギガ売買の仕組み
  1. 出品方法
    • 1GB単位で出品可能。価格は200円から500円の範囲で自由に設定できます。
    • 出品後に数量や価格を変更する場合は、一度キャンセルして再出品する必要があります。
  2. 購入方法
    • メルカリアプリ内で出品一覧から希望の価格や容量を選んで購入します。
    • 購入したギガは即座にデータ容量として反映され、すぐに使用可能です。
  3. 売上金の使い道
    • ギガを売って得たお金は「メルカリ残高」にチャージされます。
    • この残高は、メルカリ内での商品購入や「メルペイ」を利用した支払いに活用できます。
  4. 有効期限
    • 売買されたギガは当月内のみ有効です。翌月には繰り越されず失効します。
  5. 手数料
    • 売却時には販売価格の10%が手数料として差し引かれます。例えば、300円で1GBを売却した場合、手元に残る金額は270円となります。
具体例
例えば、20GBプラン(2,390円)を契約していて毎月5GB余ったケース
余った5GBを1GBあたり300円で販売すると、総額1,500円(手数料10%差引後:1,350円)が「メルカリ残高」にチャージされます。
この残高を使ってメルカリ内の商品を購入したり、「メルペイ」で日常のお買い物に利用できます。

メルカリモバイルでの余ったギガ売買の注意点

余ったギガを売れば、実質安くスマホが利用できそうですが、需要と供給バランスがどうなるのか、不明です。

買いたい人が多い場合には、余ったギガはすぐに売れますが、逆に売りたい人が多い場合には、余ったギガは売れずに、失効してしまうかもしれません。

メルカリモバイルでの余ったギガ売買の注意点
  • 売れ残りリスク
    出品したギガが月末までに売れなかった場合、そのまま失効します。計画的な出品が必要です。
  • 追加購入分は売却不可
    メルカリ公式から550円/GBで追加購入したギガは、出品することができません。
  • キャンセル不可
    購入手続き後はキャンセルできないため、慎重に取引する必要があります。
  • 月末の取引タイミング
    ギガの有効期限が当月内のみなので、月末近くになると価格が変動しやすくなる可能性があります

メルカリモバイルのギガ売買機能は、データ通信量を無駄なく活用できる便利な仕組みですが、売れ残りや手数料などは、注意すべきポイントです。

メルカリモバイルのメリット

メルカリモバイルのメリット
  1. コストパフォーマンスが高い
    月額990円から利用できるため、スマホ初心者やライトユーザーに最適です。
  2. ギガの売買が可能
    日本初の機能として、余ったデータ通信量を1GBあたり200円から最大500円で売却できます。売上は「メルペイ残高」として利用可能。
  3. 簡単な管理
    申し込みから支払いまで、すべて「メルカリ」アプリ内で完結します。専用アプリをインストールする必要がないため、操作がシンプルです。
  4. ドコモ回線の安定性
    ドコモ回線を利用しているため、エリアカバー率が高く通信品質も安定しています。

メルカリモバイルのデメリット

メルカリモバイルのデメリット
  1. eSIMのみ対応
    現時点ではeSIM対応端末が必要です。物理SIMカードが使えないため、古いスマホや一部のAndroid端末では利用できません。
  2. データ繰越が不可
    翌月に余ったデータ容量を繰り越せないため、使い切れなかった分は無駄になります。
  3. ギガ売買の手数料
    データ通信量を売却する際に10%の販売手数料がかかります。また購入したギガも月末で失効するため注意が必要です。
  4. 通話定額オプション未対応
    現時点では通話定額オプションが提供されておらず、通話料金が割高になる可能性があります。
  5. クレカ払いができない
    メルカリモバイルではクレジットカード払いができないため、事前に「メルペイ残高」や銀行口座を登録しておく必要がある
  6. Android版の遅延対応
    現在はiOS版のみ対応しており、Android版の提供開始は順次予定されています

まとめ

メルカリモバイルは低価格でシンプルなサービス設計が魅力的ですが、eSIM限定やギガ売買のリスクなど注意点もあります。

メルカリモバイルは、

  • メルカリアプリをよく使う人
  • データ通信が中心で、通話をあまりしない人
  • eSIM対応スマホを持っている人

にとっては、お得で便利な選択肢です。

しかし、いまのところ

  • eSIM非対応のスマホを使っている人
  • クレジットカード払いを希望する人
  • 通話をよくする人

には向いていません。

今後展開予定
・SIMカードのリリース
・データSIM
・au回線の追加
・通話定額オプションの導入
・支払い手段の追加
・メルカリならではのおトクなプログラム

今後サービスが拡充されるようなので、変更があったら追記します。

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