iPhoneの機種変更時のデータ移行にクイックスタートはとても便利です。サクッと移行が終わったから、すぐに古いスマホのデータを初期化して‥。いや、旧スマホの初期化は、ちょっと待ってください!
実は旧スマホがないと困る手続きがいくつかあります。特に、セキュリティ系アプリや金融系アプリなど、本人確認のために、一時的に旧スマホが必要になるケースが増えています。
この記事では、2025年現在の最新情報をもとに、機種変更後に「必ずやるべきこと」を、スマホ初心者の方にもわかりやすく解説します。
スマホ初心者がやりがちな失敗

- 旧スマホをすぐ初期化・処分してしまう
- セキュリティアプリの引き継ぎ方法がわからない
- Gメールの確認でログインできなくなる
- 新スマホだけで完了すると思っていたが実は旧スマホが必要だった
これらは多く見られるトラブルです。最近はセキュリティ対策としてスマホでの認証が使われているので、新旧スマホの引き継ぎも、古いスマホが使えないと面倒な手続きを経ることになってしまう可能性があります。
アプリの引き継ぎは済んでいても、ログインできるかどうかは別物。そこまで確認してから古いスマホを初期化、処分するのがベストです。
旧スマホでやるべき5つのこと
古いスマホが手元にないと引き継げない、というわけではありませんが、本人確認のための手続きが別途必要になってしまいます。そのため時間と手間がかかりますが、旧スマホが手元にあれば、それぞれ5分もかからずに引き継ぎができます。
1. セキュリティアプリの引き継ぎ(Google Authenticator / VIP Access)
Google Authenticator(2段階認証アプリ)

- 新しいiPhoneに「Google Authenticator」アプリをインストール
- 旧スマホのGoogle Authenticatorを開く
- 右上の「︙(3点アイコン)」→「アカウントをエクスポート」
- 移行するアカウントを選んでQRコードを表示
- 新スマホで「アカウントをインポート」→QRコードを読み込む
完了すると、新スマホ側に認証コードが表示されるようになります。
Symantec VIP Access

- 新しいiPhoneにVIP Accessをインストール
- 旧スマートフォンの「VIP Access」アプリを開き、左上のメニューから「クレデンシャルの移行」を選択します。ここで移行コードを表示。
- 新しいスマートフォンで「VIP Access」アプリを開き、初回起動時にクレデンシャルを追加するか移行コードを生成するかを選択します。移行コードを生成したら、旧スマートフォンに表示されたQRコードを新しいスマートフォンでスキャンします。これにより、クレデンシャルが新しいスマートフォンに移行されます。
- 移行が完了したら、新しいスマートフォンで「VIP Access」アプリを使用してログインできることを確認
2. Googleアカウント(Gメール)の本人確認
最近は、Googleログイン時に旧スマホを使った「数字選択による認証」が主流です。
- 新しいiPhone16でGメール(Googleアカウント)にログインしようとすると
→「本人確認のため、別の端末で確認してください」と表示されます。 - 同時に、旧スマホに3つの数字(例:12、87、42)が表示されます。
- 新スマホでは、「どの数字が旧スマホに表示されていますか?」という選択肢が出ます。
- 旧スマホに表示された数字を、新スマホ側でタップして選びます。
この手続きが完了すると、ログインが許可されます。
3. LINEの引き継ぎ設定
事前準備
- 新しい端末に引き継ぐ前に、古い端末のLINEアプリを最新バージョンにアップデートしておきます。
- 引き継ぎにはLINEのパスワードが必要です。パスワードを忘れた場合は、古い端末が手元にある場合に限り、認証コードが送信されるため、必ずパスワードを設定しておきましょう。
- トーク履歴を引き継ぐためには、事前にバックアップを取る必要があります。バックアップは「設定」から行います。
1. 同じ電話番号で引き継ぐ場合
- 新しいスマホでLINEを起動し、「ログイン」→「電話番号でログイン」をタップします。
- 電話番号を入力し、SMSで送られてくる認証番号を入力。
- 自分の名前が表示されていれば、「はい、私のアカウントです」をタップ。
- 元のスマホで設定済みのLINEパスワードを入力し、「→」ボタンをタップ。
- 「友達追加設定」の許可を選択し、必要に応じて「トーク履歴を復元」をタップ。
2. 新しい電話番号で引き継ぐ場合
- 新しいスマホでLINEを起動し、「ログイン」→「電話番号でログイン」をタップ。
- 新しい電話番号を入力し、SMSで送られてくる認証番号を入力。
- 「アカウントを引き継ぐ」をタップし、ログイン方法を選択します。「前回使用していた電話番号」か、「元のスマホで設定済みのメールアドレス」を入力。
- 元のスマホで設定済みのLINEパスワードを入力し、「→」ボタンをタップ。
- 「続行」をタップして自分の名前が表示されていれば、「ログイン」をタップ。
- 「友達追加設定」の許可を選択し、必要に応じて「トーク履歴を復元」をタップ。
注意点
- パスワードを設定していない場合、旧スマホが手元にないと引き継ぎができません。
- トーク履歴やデータを引き継ぎたい場合は、必ず事前にバックアップと引き継ぎ設定を行いましょう。
- iPhoneとAndroid間での引き継ぎでは、15日以上前のトーク履歴は引き継ぎできません
4. 銀行・キャッシュレスアプリの再認証
PayPay、楽天銀行、ゆうちょ認証アプリなどは、新端末では再認証が必要。SMS認証のほか、旧スマホでの本人確認が求められることがあります。
すべての金融アプリでログインが確認できてから旧スマホを初期化しましょう。
5. 各種サービスの2段階認証確認
Amazon、Apple ID、SNS(Instagram、Facebook)など、多くのサービスが旧スマホに認証コードを送ってきます。
- 旧スマホにSMSが届くか
- メールアプリが使えるか
この2点を確認してから機種変更の完了としましょう。
【Q&A】よくある質問
Q:古いiPhoneはすぐに初期化してもいいですか?
A:ダメです。すべてのアカウント移行と再ログインが完了し、認証コードの受信も確認できてから行いましょう。
まとめ:古いスマホは「確認できるまで」手元に置くのが正解
機種変更は「新しいスマホに慣れること」に目が行きがちですが、一番大切なのは旧スマホの扱い方です。
特にセキュリティ関連や本人確認に旧スマホが必要になることが多いため、以下を注意しましょう。
- すべてのアプリにログインできるか確認
- 認証コードが届くか確認
- それまでは旧スマホを処分しない
さいごに
新しいスマホにアプリがすべて移行されたからといって、ログインできるとは限りません。古いスマホをすぐに初期化してしまう前に、新機種でログインできるかどうかを確認しましょう。とくに、セキュリティ関連や金融系のアプリは要注意。旧スマホは「初期化する前に確認!」これが合言葉です。
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