2025年6月4日から、auのオンライン専用プラン「povo2.0」のベースプラン提供条件書が一部改定されます。「重要なお知らせがきたけど、何が変わるの?」と疑問に思った方に向けて、ポイントをやさしく解説します。
変更点はここ!
- povo2.0アプリの通信がすべて速いまま使えるわけではなくなり、必要な部分だけが例外扱いに。
- 無料でできる通話や通信の内容が、実際の運用に合わせて整理・明確化された。
povo2.0アプリ利用時の通信制限のルールが変わる
これまで
povo2.0アプリを使うときの通信は、たとえ通常128kbpsの低速制限中でも、制限なく(速いまま)使えていました。
これから(2025年6月4日以降)
povo2.0アプリの中でも、「データ残量の確認」や「トッピング(追加データ)の購入」など、KDDIが指定した一部の操作だけが制限なしで利用できるようになります。
それ以外のアプリ内の通信は、通常通り128kbpsの低速制限がかかります。
つまり、アプリの全ての機能が速い通信で使えるわけではなくなり、必要最低限の操作だけが例外扱いになります。
無料でできる通話・通信の範囲が明確化される
これまで
緊急通報(110・118・119)や、KDDIのサービスに関する問い合わせ・申込みなどの通話・通信は無料とされていました。
これから(2025年6月4日以降)
無料になるのは「緊急通報」と、「povo2.0アプリでデータ残量の確認やトッピング購入に関する通信(KDDI指定分)」だけになります。
KDDIへの電話問い合わせなどは、もともとサポートとして提供されていなかったため、案内から削除されます。
- povo2.0アプリで、データ残量確認やトッピング購入以外の操作も頻繁にしたい人は、低速通信の影響を受けることになります。
- ただし、通常の利用者であれば大きな影響は少ないでしょう。
どうして改定されたの?
今回のpovo2.0の改定理由は、「povo2.0アプリからの一部通信がKDDIの意図しない使われ方をしていたため」です。つまり、ユーザーの中に、通信制限(128kbps)を回避できるpovo2.0アプリの仕組みを、本来の目的(データ残量の確認やトッピング購入など)以外の用途に利用するケースが確認されたため、例外となる通信の範囲を必要最低限に限定することになりました。
また、「無料でできる通話」の案内についても、実際には電話サポートを提供していなかったため、現状に合わせて内容を整理したものです。
このような改定は、サービスの公平性や運営上の健全性を保つため、また不正利用や想定外の利用方法によるコスト増加・サービス品質低下を防ぐ目的で行われることが一般的です。今回のpovo2.0の改定も、こうした背景によるものと考えられます。
普段使いへの影響は?
- データ残量確認やトッピング購入など、必要な操作は今まで通り快適に使えます。
- アプリ内の他の機能や、裏技的な使い方は今後できなくなります。
- 無料通話・通信の範囲が整理され、よりわかりやすくなりました。
まとめ
- データ残量確認やトッピング購入など、必要な操作は今まで通り快適に使えます。
- アプリ内の他の機能や、裏技的な使い方は今後できなくなります。
- 無料通話・通信の範囲が整理され、よりわかりやすくなりました。
「スマホは電話とLINE、たまにネット」という方には大きな影響はありません。
「裏技で高速通信を使っていた」という方は、今後は正規のトッピング購入を検討しましょう。
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