iPhoneのボイスメモで文字起こしができる!アップルインテリジェンス対応で使い方を解説

スマートフォンの基本操作

2025年5月から、iPhoneの標準アプリ「ボイスメモ」で録音した音声を、自動で文字起こしできるようになりました。とても便利な機能なので、使い方をわかりやすくご紹介します。

iPhoneで文字起こしができるようになった背景は?

Appleは2025年5月7日、iOS 18のベータ版とともに、次世代のAI機能「アップルインテリジェンス(Apple Intelligence)」を日本でも提供開始しました。
この機能により、対応しているiPhoneでは音声の自動文字起こしが可能になり、「ボイスメモ」アプリでもその恩恵を受けられるようになりました。

アップルインテリジェンス(Apple Intelligence)でできるようになったこと
(一部抜粋)
文章のリライト、校正、要約
スマートリプライ(ワンタップ返信)
画像から不要な対象物を削除する「クリーンアップ」
画像生成(Image Playground)
オリジナル絵文字(ジェン文字)作成
ビジュアルインテリジェンスによる画像認識や説明

アップルインテリジェンスが使える条件(2025年5月現在)

アップルインテリジェンスを使って文字起こしを行うには、以下の条件を満たす必要があります。

項目内容
対応機種iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max 以降のモデル
iOSバージョンiOS 18.4/iPadOS 18.4/macOS Sequoia 15.4 以上(2025年5月にベータ公開。正式版は秋予定)

iPhone ボイスメモでの文字起こしのやり方

Apple Intelligenceの日本語対応により、iPhoneやiPad、Macの「ボイスメモ」や標準の電話アプリで、AIによる自動文字起こし要約が簡単に利用できるようになりました。

ボイスメモの録音方法を知りたい人は「iPhone ボイスメモの使い方」へ飛んでね

文字起こししたい録音を選ぶ

  1. ホーム画面から「ボイスメモ」アプリを開きます。
  2. 文字起こししたい録音をタップします。

「…(その他)」をタップ

  1. 録音タイトルの右上にある「…」マークをタップ。

「録音を編集」を選択

  1. 表示されたメニューの中から「録音を編集」をタップ。

吹き出しのようなマークをタップ

  1. 編集画面の左下にある吹き出しのようなマークをタップすると、自動で文字起こしがスタートします。

数秒〜数十秒で、音声が文字に変換され、画面上に表示されます。

【応用編】iPhone ボイスメモ 文字起こしの便利な活用方法

文字起こしはとても便利。日常生活や仕事、学びの場での活用方法をご紹介します。

● 通院時のメモに

病院でお医者さんの説明を録音しておけば、あとで文字として見返せるので安心。薬の説明や治療方針など、大事な話を聞き逃しません。

● 家族との会話を記録

介護や相続の話など、大切な家族との会話を録音→文字起こしすれば、あとから内容を確認したり、家族で共有したりすることができます。

● 趣味や習い事の復習に

料理教室や講座など、習い事の先生の話を録音して文字起こしすれば、メモを取らなくても内容を見返すことができて便利です。

● 手紙やブログの下書きに

話した言葉がそのまま文字になるので、自分の想いや体験談を“話すだけ”で文章にすることができます。手紙やブログの下書きにもおすすめです。

● 認知症予防の記録にも

日記代わりに毎日の出来事を話して録音 → 文字起こししておけば、自分史や思い出の整理にもなります。

iPhone ボイスメモでうまく文字起こしできないときの対処法

アップルインテリジェンスはまだ導入されたばかりで、文字起こしがうまくいかないこともあります。そんなときの対処法をチェックしましょう。

1. 対応機種・OSを確認する

文字起こしはiPhone 15 Pro 以上のモデル、かつiOS 18.4以降でないと使えません。

  • 「設定」→「一般」→「情報」でお使いのiPhoneのモデル名とiOSバージョンを確認しましょう。

2. ソフトウェアアップデートをする

「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から、最新のiOSにアップデートしてください。

3. Apple IDや言語設定を見直す

  • 「設定」→「一般」→「言語と地域」で日本語が選択されているか、「テキスト認識表示」がオンになっているか確認してください。

4. iPhoneを再起動する

一度iPhoneを再起動することで、機能が正常に働くようになるケースがあります。

注意点:こんな場合は文字起こしができないことも!

  • 録音が極端に短い(数秒)と文字起こしできない場合があります。
  • 雑音が多かったり、複数人が同時に話していると、正確に変換されにくくなります。
  • 専門用語や方言が含まれる音声は、正しく認識されないこともあります。
  • プライバシー保護の観点から、他人の音声を無断で録音・文字起こしするのは避けましょう。

iPhone ボイスメモの使い方

iPhoneの「ボイスメモ」は、会議やインタビュー、アイデアのメモなど、音声を簡単に録音できる便利なアプリです。使い方はとてもシンプルなので、初めての方でもすぐに使いこなせます。

iPhone ボイスメモの録音手順

アプリを開く
ホーム画面や「ユーティリティ」フォルダにある「ボイスメモ」アプリをタップして起動します。

録音を開始する
画面下の赤い丸いボタン(録音ボタン)をタップすると、すぐに録音が始まります。

録音を止める
録音を終えたいときは、同じ場所に表示される四角い停止ボタンをタップします。

録音データの保存
録音が自動で保存され、「すべての録音」リストに追加されます。

録音を再生する
保存された録音をタップし、再生ボタンを押すと聞くことができます。

まとめ:iPhoneのボイスメモで文字起こしをもっと身近に

2025年5月現在、アップルインテリジェンスの登場により、iPhoneの「ボイスメモ」アプリで録音をそのまま文字にする機能が使えるようになりました。

  • 対応機種(iPhone 15 Pro以降)とiOSのバージョン(iOS 18以上)をチェック
  • 使い方は「録音を編集」→「吹き出しマーク」の流れでかんたん
  • 使い道は「通院メモ」から「ブログ下書き」までさまざま

すぐに忘れてしまいそうなことをボイスメモで録音したあとに文字起こしをして、テキストで保存することができるようになりました。ぜひこの新機能を活用して、毎日の記録や思い出をもっと手軽に残してみてください。

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